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那須・三本槍岳 1916メートル〜朝日岳 1896メートル

平成22年10月10日(日)〜11日(月)

 日本百名山 関東百名山 栃木百名山  

曇り予報の日、翌日の好天に期待し那須、三斗小屋温泉に向かいました。紅葉最っさかりで、多くの人で賑わうロープウェイ山麓駅を見やり峠の茶屋駐車場。12時前鳥居をくぐり登山道。雑木のなかを登りしばらく進むと右手に白い岩肌を赤く染めた朝日岳、更に右に眼をやると緑と赤あざやかな稜線、前方に霧につつまれた茶臼岳。登山道を登りつめ一時間程で峰の茶屋。茶臼への道を分け火山岩の赤い砂礫道を、谷間の紅葉を望みながら下り、2時半三斗小屋温泉 煙草屋。内湯で疲れを癒し、ビールで乾杯。4時半からの早い夕飯を済まし一休みしライトをつけこの宿一番の露天風呂。雲りがちの一日の夜空は、時を変えることなく煌めくばかりの星星。
翌朝、宿で用意してくれたむすびを食べ6時出発。煙草屋の脇の登山道を進むと紅葉の中に硫黄の臭いたちこめる噴煙。風騒ぐ木々の中の急な登り。茶臼から沼原方面を眺めながら隠居倉。更に進むと強い風が熊笹を渡り始めました。熊見曽根分岐は霧の中、立っていられない程の猛烈な風。三本槍への向かいを躊躇している我々の前を、朝日岳方面からの10名ほどのグループが通り過ぎ。ならばと雨具を着こみ我々も続きました。風に吹き飛ばされないよう背を縮め恐る恐る岩場を下り清水平。木道を渡りナナカマド咲く道を登り返し三本槍山頂。360度のパノラマは霧と強風の中、登頂の記念撮影をし退散。清水平を過ぎ振り返ると霧の合間の青空の下、円やかな三本槍。風の和らぎの中、熊見曽根分岐に戻り、眼下の紅葉を見ながら、11時過ぎわずかなスペースの朝日岳山頂。鎖の付けられた急な岩場を下り峰の茶屋。ここからの下りは陽が差し始めた紅葉が、一層の輝きで我々を送ってくれました。眺望には裏切られましたが、霧の晴れ間の紅葉が心染みる山旅でした。
                      
 
   

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