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乾徳山 2031メートル

平成21年11月21日(土)〜22日(日)

日本二百名山 新・花の百名山 山梨百名山  

朝4時、真っ暗闇の中を車を走らせ勝沼インター、頼りにしていたカーナビがなぜか画面を表してくれません。やむなく勘に頼って徳和まで。バス停近くの20台余りの駐車場に6時半前。集落を抜け20分ほどで登山口。樹林の中を行き水の枯れた銀晶水。駒止からは傾斜がました木々の中のジグザグの道。林道を横切り錦晶水。少し入ったところが水場だったらしいのですが気がつきませんでした。カヤトが現われ、眼前に扇平を配した乾徳山。国師ヶ原からはカヤトの草原をダラダラと登り、疲れが出始めた頃、雪に覆われた南アルプス、振り返ると大きく富士。青空の中のパノラマに元気復活。扇平から樹林帯に入りしばらくすると岩場の登り。喘ぎ登りひと時の休み。山頂までわずかかと下山中の若い登山者に問うと「これからですよ」。先が思いやられます。覚悟して進むと鎖のたらされた大きな岩場。僅かな手掛かりを頼りに登ると更に又、岩場。念仏岩をやっと過ぎ行くと山頂のある天狗岩。岩の直登を避け右に巻くと雪も残る梯子、こちらも難所。最後の岩に手を掛け登り切ると、青空の下、甲府盆地越しの富士山、大菩薩嶺、国師ヶ岳、金峰山さらには南アルプス等々がグルリ。急な岩場登りの余韻と大パノラマにしばしグッタリ。1時間程の時を過ごし気を引き締めなおして下山開始。扇平まで戻り一安心。振り返ると、登る時やさしく見えた山頂もなぜか険しく。分岐を道満尾根に向かい富士をみながらの軽いアップダウン。急な下りになり林道まで下ると大平牧場への下山者。林道が牧場方面へ迂回しており、徳和への道を間違えたのかと気になり始めました。しばらく行くと道満尾根の道標。何人かの徳和に向かうという登山者。安心して休憩。登山口バス停の駐車場に戻ったのは4時近くでした。古き民宿で飲んだ酒が疲れを忘れさせてくれました。乾徳山はやはり、厳しい修行の山でした。
 
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