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二王子岳 1420メートル |
天気 |
18日 19日 |
日本二百名山 |
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雨中の関越道を走り2時過ぎ聖籠新発田インター。雨もあがりはじめ新発田城址を見学し4時宿着。明日の山行に想いを馳せながらの早夕餉。翌朝、障子が白け始め窓を開けると期待通りの晴れ、4時半前に宿をで山間の道を二王子神社へ。駐車場には1台の車のみ。奥の神社横に車を止め、登山者カードに記入し5時登山道。脇の熊出没の標識が気になります。沢を渡り進み、急登が始まると、静寂な山中に響く鹿の遠鳴き、さらに啄木鳥、ブッポウソウ。不安がよぎります。2合目の水場で宿で用意してくれた越後米のおにぎりの朝飯。一王子神社を巻き一時間程で3合目の標識。傾斜が緩くなり木々の間から風水画の様に東北の山々。ツバキ、タニウツギ、ムシカリ咲く道を行き定高山というミニ広場。雪の深さを測るのか数字が書かれた鉄パイプが立てられていました。サンカヨウ、イワウチワ、シラネアオイ、カタクリ、ショウジョウバカマなどの花々に癒されながら快適な道を行き、ロープのはられた急坂の「油こぼし」を登り切り進むと一面の残雪、眼前に二王子岳山頂。注意し踏みしめながら残雪を過ぎると、前行く登山者が、人目を避けるかの様に咲くミズバショウを教えてくれました。三王子神社を過ぎ9時過ぎ赤い避難小屋が見え山頂。山頂からは眼前に飯豊連峰、遠く月山、朝日連峰等々、振り返ると新発田市、、新潟市さらには淡く佐渡。朝方の鬱蒼とした登山道と一転した明るい山頂には「青春の鐘」が置かれていました。越後国境の山々の中で30分ほどの時を過ごし、多くの登山者とすれ違いながら、来た道をひきかえし、道路まで車で溢れる二王子神社に戻ったのは1時過ぎでした。奥深い越後の山旅の余韻が、帰路の疲れも忘れさせてくれました。
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